そもそも肥満とは、体脂肪がカラダに過剰に蓄積された状態のことをいい、脂肪のつきかたによっても種類が分かれています。

自分ではあまり気にしていなくても、家族に体型を心配されたり、健康診断などで肥満を指摘されて初めて危機感を感じている人もいるでしょうが、1番体型のことを気にしてしまうのは自分自身ですよね。

太った見た目のコンプレックスや悩みを抱えて、なんとかして早く痩せたい!と、日々とてつもない努力を重ねている人も多いでしょう。



どちらにせよ肥満は見た目の問題だけではなく、さまざまな病気や不調を招く原因にもなってしまうため、放置していい問題ではありません。

これについて詳しい内容や、自分が肥満かどうかをチェックする方法については、こちらのページ肥満とはどんな状態&どういう意味?肥満体型の種類と、肥満症、メタボとの違いは?BMIとWHRの計算方法とは?を読んでください。

暴飲暴食など自分の肥満の原因に心当たりがある人や、ダイエットしたくて食事制限などをしたりしていて、自分で全く太る原因がわからない人など、さまざまだと思います。

肥満を改善するためには、まずはどんなことが自分が太る原因になるのかを知る必要がありますね。

それでは、どうして人は肥満体型になってしまうのか、肥満の原因を解説していきます。



肥満の原因とは?

(1)遺伝

現代では、毎日食事が出来るのが当たり前の生活ですが、もともと人間は、食料を手に入れるのが難しかった時代に、飢餓状態に備えてエネルギー源である脂肪をカラダにたくわえておく仕組みでした。

日本人が多く持っている注目すべき遺伝子は、「β3AR(β3アドレナリン受容体)」、「UCP1(脱共役たんぱく質1)」、「β2AR(β2アドレナリン受容体)」という”肥満遺伝子”と呼ばれるものです。

「β3AR」は日本人の34%が持っている遺伝子で、リンゴ型と呼ばれる肥満タイプで、「UCP1」は日本人の25%が持っている洋ナシ型と呼ばれる遺伝子で、「β2AR」はバナナ型肥満と呼ばれ日本人の16%が持っています。

これらの肥満遺伝子を持っていると、太りやすい原因になってしまうことは事実ですが、だからといって必ず肥満になるわけではありません。



実は、確かに肥満は遺伝子が関係していますが、肥満は”遺伝が3割、生活習慣が7割”と言われているように、遺伝よりも生活習慣や環境の方が肥満の原因の大半をしめているのです。

反対に、肥満遺伝子を持っていても絶対に太るということではなく、生活習慣などに気をつけていれば太らないで、痩せることも十分可能です。

(2)食生活

脂肪がカラダに蓄積されるのは、やはり食べ過ぎなどによって、食事で摂った摂取エネルギーが、自分が運動などで消費する消費エネルギーよりも多くなると、消費されなかった分のエネルギーはカラダに脂肪として残ってしまいます。

お酒や甘いもの、お肉、ファストフードなど、高カロリーなものばかり暴飲暴食している人などもカロリーを摂りすぎのカロリーオーバーの状態です。

また、ストレスによる食べ過ぎも考えられます。

一時的なストレスは食欲を減少させるものの、反対に日常的で慢性的なストレスは脳の摂食中枢を刺激し、食欲を増加させて過食になってしまうのです。

さらには、早食いや食べ物をよく噛まないなどは満腹になりにくく、食べ過ぎてしまう傾向にありますし、1日2食や1食などの欠食は食べ物がカラダに蓄えられやすくなってしまいます。

しかし、無理な食事制限は逆にリバウンドしやすいカラダにしてしまったり、筋力が落ちて基礎代謝量まで低下してしまうので注意が必要です。



(3)運動不足

運動不足は、肥満の1番の原因と言われています。

運動不足になると、消費カロリーが減少するだけではなく、筋力まで落ちてしまい基礎代謝量まで低下してしまいます。

基礎代謝量とは、呼吸など生命を維持するための必要最低限の活動エネルギーのことです。

運動不足は、血糖値を下げるインスリンの働きも悪くしてしまい、血糖値を維持するためにインスリンが多く分泌されることで、脂肪が体内に蓄積されやすくなります。

もともと太りにくい体質の人も、運動不足の状態が続くことで脂肪を溜め込みやすく、太りやすいカラダになってしまいます。

(4)慢性的な便秘

女性は便秘に悩んでいる人がとても多いですが、慢性的な便秘になってしまうと、余分な脂肪や水分、糖分などのカスが長時間大腸に停滞してしまうので、それが水分と一緒に体内へ再吸収されてしまいます。

さらに、大腸にこびりつくことで宿便となってしまい、この宿便が多い人だと5kgから7kgも貯まっている人もいるそうです。

では、肥満にならないための対処法は?

肥満の原因は、遺伝などの先天的原因だけではなく、生活習慣などの後天的原因が大きいことをお話しました。

遺伝が大きな要因ではないなら、よく、太っている親の子供はなぜ太っていることが多いのか?と思うかもしれませんが、それは親の太りやすい生活習慣を子供も一緒に習慣化されてしまっているからです。

幼少期に肥満になりやすい生活習慣を送ると、それは大人になってからも継続されやすく、なかなか途中から変えることが難しくなってしまいます。

ただ、太りやすい生活習慣を抜け出して、しっかりと意識していけば太りにくい生活習慣に変えることができると思います。

では、具体的にどんなことを意識していけばいいのでしょうか?

食生活の改善

まず、自分の消費カロリーをオーバーしないためには、消費できるカロリー以上を摂らないこと、つまり食べすぎないことです。

ただし、先ほども書いたように極端な食事制限は栄養が偏り、逆にもっと太りやすくなったり、リバウンドを招いたりしてしまうのでオススメできません。

欧米化している食生活を、和食中心のものに変えてみたり、間食を減らす、お菓子やお酒を減らすなど、出来ることから始めてみましょう。

また、単純にカロリーだけを減らすのではなく、摂ったカロリーの中身が大切です。
栄養のバランスを考えて食事を偏らせないようにしたり、塩分を控えめにして野菜を増やし、一汁三菜を心がけるなどの工夫が必要となります。

満腹中枢を刺激するために、食事はよく噛んで早食いしないこと、食事を抜いたりしないで1日3食しっかり食べることも大切です。

ダイエット中の食事についてはこちら痩せるためのダイエット中に効果的で正しい食事、食べ物とは?ダイエットにはNGの太る食べ物は?へ。



さらに、脂肪を蓄積させないためには食事をする時間にも注意が必要です。

脂肪の蓄積をしてしまう「BMAL-1」というタンパク質は、夜10時から深夜2時までに1番多く生成されるため、この時間帯に食事をすると脂肪をより多くカラダに蓄積しようとします。

なるべく夜遅くに食事しない、夜は食べすぎないようにすることにも気をつけてみてください。

食事の時間についてはこちらダイエット中の効果的な食事回数は1日3食がいい?朝食抜きや夕食抜きは太る?太りやすい食事の時間帯は?

適度な運動

運動は、肥満を予防したり解消する上で1番大切なことです。

例えばウォーキングやジョギングなどは手軽で1人でも始められますが、基礎代謝を上げるためには筋トレなどが効果的だと言われています。

すごくキツくて激しい運動を一時的に行うのではなく、自分のペースに合わせて少しずつでも継続的にしっかり続けることが大切です。

スクワットや腹筋などは自宅でもできますが、運動は苦手でどうしても途中で挫折してしまいやすかったり、1人では継続的に続けられない人は、多いのではないですか?

実は私もそうなんです(;・∀・)
最初は頑張ろうと思うんですが、やはりどこか甘えが出てしまって、今日やらなくても明日やればいいやとか、時間がないことを言い訳にして、結局長くは続かないことってよくあると思います。



ただ、肥満は病気に繋がることから、あまり自分を甘やかしているとこの先後悔するのって、自分なんですよね。

見た目の問題を考えても、健康の問題をとっても人は運動しなければ何も変わらないままです。

普通に生活をしていても、人生で太る原因になるものはいくらでもあり、気を抜くといつでもすぐに太ってしまいます。

運動は、肥満を脱出するうえでは絶対に必要なことです。

もし自分だけでは続ける自信がない方は、パーソナルトレーニングジムなど、プロの指導のもとでマンツーマンで運動を始めるのもオススメですよ。

パーソナルトレーニングジムについてはこちらパーソナルトレーニングジムとは?メリット&デメリット徹底解説!女性こそ通うべき理由へ。